都市内の災害時の流動に関する総合的研究

―効率性と頑健性を備えた都市実現に向けて―


JSPS科研費 基盤研究(A) 24241054

第1回研究会(2013年度)

開催日時:
2013年6月1日(土) 13:30-17:00
開催場所:
南山大学名古屋キャンパスJ棟1階Pルーム (アクセス)
問い合わせ先:
南山大学 情報理工学部 三浦英俊
〒489-0863
瀬戸市せいれい町27番地
Phone/0561-89-2000
E-mail/hmiura [AT] nanzan-u.ac.jp

プログラム

<13:30−13:45>
「今年度の研究の進め方について」
南山大学 鈴木敦夫

<13:45−14:45>
「首都圏電車ネットワーク一斉帰宅を想定した旅客流動シミュレーション」
中央大学 田口東
原則的には行ってはならないとされている一斉帰宅に対して,どのような制御を 行えば,実行可能解が得られるかを考えるものである. 大人数(通勤客だけで800万人)が一斉にネットワークに流れ込むために,
・電車が混雑する
・流入客,乗り換え客が駅構内で混雑する
という障害が発生する.解決のキーは「時差帰宅」であると考える.路線一本で あれば帰宅スケジュールの見通しをつけることは可能であると思われるが,大 規模なネットワーク上で,時間軸・空間軸上に発生する混雑をあらかじめ避ける ような帰宅スケジュールを計画することは非常に難しそうであ る.しかし, 「混雑しないこと」を制約条件とした数理計画問題を考えることはできる.離散 的な数理計画問題として定式化して,避難に必須の性質を持った解を導くこと は,京都大学加藤直樹先生のグループが積極的に行っている.ここでは,利用者 のコスト関数を,混雑を忌避するタイプの関数とし,電車の容量に加えて,駅 構内の容量を定義して,均衡配分問題を考える.そして,均衡解の様子から,駅 を開く順序,路線の運転開始順序を見つけ ることが可能であるかを調べる.現 在できているのは,均衡配分問題の解を得るところまでである.

<14:50-15:55>
「需給バランスに基づく救急システムの再配備計画」
奈良教育大学 古田 壮宏

<16:00-17:00>
「救急車システムの評価と効率化」
秋田県立大学 稲川敬介

<18:00−20:00>
懇親会(懇親会費:6,000円程度を予定)
会場 奥志摩 名駅中央店
住所 愛知県名古屋市中村区名駅4-5-19 第五堀内ビルディング2F
TEL 052-563-0940
http://www.okushima.co.jp/meieki-chuo_index.html
名古屋駅まで徒歩5分です.